Thursday, January 29, 2009

Tokyo Sonata


無事にNYに戻ってきました!

さて、今回の日本滞在で映画を2本観たのですが、そのうちの1本は知り合いが製作に携わった日本映画「トウキョウソナタ」。黒沢清監督は僕の好きな監督の一人で、NY大学在学中のクラスに1度、特別講師として来てくれたこともある、人間としても監督としても非常に尊敬できる方でした。

世界でも名だたる映画祭に次々に出品する、国際的にも認められている数少ない日本人監督らしく(今回もカンヌで受賞!)、現代日本を非常に鋭く描きつつも、国境を越えた普遍的な感覚と独特の視点には脱帽。色々と話を脱線させつつも、中に座った魂の太さから話もぶれず飽きさせない脚本。ユニークなカメラのアングルや構図、全キャストの持ち味を活かした演出からドビュッシーの音楽まで、全てにおいて正に自分の「ツボ」でした。

話のテーマはリストラ、家庭崩壊等、現代日本社会の大きな課題を扱いつつも、どこまでリアルでどこまでフィクションかわからない黒沢映画ならでは世界で、時には鋭くえぐるように日本人の痛い部分をつつきつつも、独自のユーモアセンスで落としすぎない、非常にバランスのとれた佳作だったと思います。そして明かしませんが、最後の長回しシーン。こんなシンプルな画でなんでこんなにも泣かせるんだろう・・・。それは巧みに張った各キャラクター描写やストーリーの伏線のなせる業でしょう。

この映画の原案は、マックス・マニックスという日本に住んでいた経験のあるマックス・マニックスというオーストラリア人脚本家という事ですが、ボーダーレスの時代にこれからそういう「外から見た視点」という映画がどんどん増えてきていると思います。こういう真摯な作品がどんどん正当な評価とリターンを得ていくように、映画を愛するものとしては心から願う訳であります。

The film I watched in Tokyo is called Cannes-winning "Tokyo Sonata", directed by the Japanese master Kiyoshi Kurosawa. A friend of mine was involved in this, and I have had a chance to talk with the director back in time (a class in NYU!), so I had to watch it.

The result, one of the best film I have seen in past year! The story deals contemporary issues in Tokyo, such as massive layoffs (called "risutora" after "restructuring" though doesn't necesssarily mean it), and the collapse of family. Each characters and situations in this film are so believable, though exaggerated. I wonder how non-Japanese would perceive this film, yet it holds a universal pain and hope.

The casting, cinematography, music, every aspects of this film was amazing I thought, and I highly recommend those who are interested in Japanese culture to watch it- it's better than any text books (though again, this is a fictional story and things wouldn't go this crazy in the real life)

Also, one note is that the story was first written by Max Mannix, an Austrarian writer who'd resided in Tokyo. Therefore, the point of view is very unique and universal in a sense.

Wednesday, January 21, 2009

JAPAAAAAN!




日本に一時帰国というのは、実務的なこともさながら、やはり家族と会い故郷(自分のルーツ)に戻るというのも当然あります。限られた時間の中で仕事の部分とうまく調整しながら家族とできるだけ過ごす、という事が今回の滞在ではする事ができました。そして、冬日本で年越しをする、というのは5〜8年ぶりくらいで(というかよく覚えていない)、お世話になった両親と年越しをする!というのが今の自分にできる最大の親孝行かなと。NYでのクレイジーな乱痴気な年越しは7年住んでりゃもう十分(笑)。

海外に住んでいるからこそ、日本の真の美しさ(醜さ)が見えやすい部分というのはあるわけで、実家(と行っても生まれ育ったアパートではない)から見える富士山は美しかったり、浅草の下町で「トラック野郎」シリーズの脚本家の中島さんとウチの高校教師の親父(大学時代の親友同士)と映画論を語りながら飲んでカラオケまでした事とか、大阪まで新幹線ですっとばして4歳と7歳の可愛い可愛い姪っ子に会いにいって一緒に遊んだ事とかが記憶に残っています。とりあえずNYでやれるところまでやると決めた以上、やはり自分は日本ではよそ者であるという意識はあり(なので不用意な日本の批判はしたくない)友人達の仕事の愚痴やそれぞれが選んだ道を聞いて、客観的に日本を観察する事ができたと思います。

以上。それにしても年末年始のテレビ番組/ネタみせ特番はおもしろくなかったなあ&日本の政治家ちょっとしっかりしてくれよ!という事だけは言わせてください。(早くも前言撤回)

The stay in Japan is coming to the end soon, and this visit has turned out to be well-balanced between business and private. Above all the entertainment industry people which sometimes wear me out, the most exciting people I could meet in Japan was my own family and friends who I grew up with, and can only see once every other year or so.

I left Japan in sort of disappointment when I was still 16, and funny thing is I understand more and more of essence of Japan while living in the U.S. I think it's because I'm not too involved any more and look at it very objectively.

The ugliness of extremely materialized (westernized) society which seems to come to the dead end stands out more and more, and finding myself appreciating true beauty in old cities and pure scenery, such as a classic bar street in Shinjuku, Mt.Fuji, Asakusa temple etc, not Takashimaya TIMES SQUARE or Tokyo MIDTOWN- Tokyo is not New York damnit!

Friday, January 16, 2009

Last Christmas-


ブログを始めて1ヶ月で早速、更新状況がまばらです。恐縮です。
言い訳をさせていただくと、実は今日本に一時帰国中でして、色々バタバタとビザの更新だとか、仕事関係の人や昔からの仲間に会ったりだとか、短編映画を思いつきで撮ってみたりだとか親孝行だとかしてる忙しいという事を一通りのたまってみた後で、まあそれより本質的な理由は自分が気分屋なところにあるわけですが。その辺の事はまた気が向いた時にアップしますので何となく期待しててください!

で、話は随分さかのぼって、前年のクリスマスは、ロマンチックな事もなく、盟友ショーンの家でほんわかしたクリスマスパーティー!このショーンはNYに来て早々からの知り合いで、NY在住のクリエイター達(アーチスト、ミュージシャン、ビジュアル・アーチスト、作家など)の団体BNS Sessions の大親分なのです。志を同じくした様々なジャンルのクリエイター達が集い、一緒にマルチなイベントをオーガナイズしていて(自分も映像提供やVJなんかでよく参加しているのですが)、自分がボスだということさえ認めない、人当たりのいい敏腕プロデューサーなのです。

この日もロック・ミュージシャンから、プロのシェフから、彼の地元の友達(3歳から50歳くらいまで!)が集う、アットホームかつ刺激的なメンツが集まりました。しかしカメラが壊れて写真が無い!日本に来て買ったので、次からはちゃんと写真アップします、すいませんね、なんか尻すぼみで。一応紹介までに、昨年SXSWというテキサスの巨大音楽フェスに一緒にいったとき写真です。(右側。左側は同じく親しくしておりフェスに出演していたNYのバンドPhonographのジョン。)

というわけで、話題を変えて最近BNS Sessionsが音楽レーベルを立ち上げたので、その中のバンドの一つを紹介。The Soundscapes。ブラジル人の兄弟デュオで、二人で出しているとは思えないサウンドの広がり、そして、観ていると鳥肌が立つ様な真摯なパフォーマンス。ソニックユースやシューゲーザー系音楽から影響を受けているのですが、この二人とは三人目の兄弟のように仲良くしています。

そのきっかけは、3〜5年くらい前にBNS Sessionsで行った野外イベントで自分の映画「Life」を上映した後に、兄のロドリゴ(ギター)が自分のもとに駆け寄ってきて「あれ作ったのお前か?なんていい映画をつくるんだ!」と。目をキラキラさせて近づいてきたのです。映画祭でも賛否両論あったし、そんな手放しで褒めてくれる人も少なかったので嬉しくてしばらく話していたら、自分はバンドをやってる、と。

ミュージシャンの知り合いは本当にニューヨークにくさるほどいるので、「ああ、そうか、がんばってね」程度だったのですが、たまたまタイミングがあってライブを観に行ったときに惚れてしまったわけです。映画をほめてくれたからとかそういう事を全てすっ飛ばして。そういう、映像/音楽の本当にいいケミストリーで一緒に色々コラボしている仲間、The Soundscapes。やっとの思いで1st アルバムが出たので、気に入ったらCD買ってください!
有名になる前にツバつけとき!

あれ、宣伝で終わっちゃった。
他にもBNS Sessionsにまつわる紹介したいアーチストはいくつかいるのですが、それはまた別の機会で・・・。