Tuesday, February 10, 2009

Books I Read in Japan


NYに戻って結構時間が経ってしまいましたが、今回の日本滞在で愛読した本を3冊ご紹介。


1. Motorcycle Diaries - Ernest Che Guevara

ベニチオ・デル・トロ主演の伝記映画で再人気中の革命家チェ・ゲバラの若き日の旅日記。
これも「モーターサイクル・ダイアリーズ」のタイトルで映画化されたので知っている方も
多いかと思いますが。(デルトロの方がガルシア・ベルナルよりずっとはまってましたね・・・あの顔で28歳は厳しいぞとは思ったけど。笑)

英語版なのは、出発前にルームメイトのライアンから借りてきたからです。なんか旅気分にさせてくれそうで。でも、東京でほとんどの時間を費やした自分には読んでいて入っていけなかった。こんな景色の中で読む本じゃないな、と。中学生の時に旅小説「路上」を日本語で読んで外に飛び出していった(というとカッコつけてるみたいだけど、50%本当)時と比べると、何かすり減った部分があるんでしょうか。外的にも内的にも。

「革命」って響きはいいよね。でも。自分の信じた正義を貫く事、当時と比べても複雑な現代社会ではどんどんやりにくくなってて、難しい事だと思う。でもオバマが当選した時、革命ではないけどある種のそれを人々(日本人も)は感じたからあんなに盛り上がったんじゃないでしょうか。



2. 大事なことはインディアンに学べー北山耕平

これは自分のインディアン文化(タイトル通り、あえて)に対する畏敬や興味もさることながら、現在企画中の長編映画「Off the Route」の資料的な意味合いも含めて購入、読破。ロードムービーのクライマックスに出てくる重要な場面に使用するので、下調べはかなり大事なのです。

そもそもこの文化に深く興味を持ったのは、10年くらい前に旅先シカゴのユースホステルで出会って以来、深い交流のある親友Yの影響が大きい。Yはアリゾナのグランドキャニオン近くの大学でネイティブの思想に基づいた環境科学を学ぶ傍ら、メディスンマンを含む先住民たちとの交流が深く、自分も何回が訪れた事があり、その彼らの根底に流れる真摯な地球に対する愛情に感動したものです。そしてその教えのほとんどは日本人の古代の思想にもよく似ているものなのですが・・・。

ただ白人でも日本人でも「ウォナビー」と言ってたたなんとなくの憧れからネイティブを神格化してしまったり、教えをはき違えたりしてしまっている人が多いのも確か(ちょい前の一連のスピリチュアルブームも一役買ってると思うけど)で、映画化をするときにはそこを気をつけなきゃなので。この本、写真もたくさん載っているのですが、荒野に広がる赤い砂を見るだけでとりあえず興奮する!



3. 今日の芸術ー岡本太郎

この人の本は2冊目なのですが、友達から激しく薦められて購入。
取り立てて新しい発見等は無かったのですが、「ああ、そうだよな」と共感させられる部分が多く、彼のような人が後世にも伝わっているのはいい事だと思います。
自分が日本に住んでいた時にはテレビ等からも姿を消していて、なんとなく「変なおっさん(失礼!)」というイメージしかなかったんだけど、文章は理路整然としていて、何一つおかしい事は言っていない(あ、いくつかはあったかな)。

「芸術」とか「アート」がどれだけ生活に密着するべきで、敷居の高い偉そうなものじゃない、っていう事や、本気で無条件で一つのものに向かって生きていく事の難しさと楽しさ。
「いやいや、生活や家族があるからそんな事に構ってられないよ」という人も多いと思いますが、本当にそうでしょうか?

「20世紀少年」という映画でも取り上げられるみたいだし、ぜひこれを機会に一度読んでみては??自分が芸術家じゃなくてもなんでも、人間として、また日本人として共鳴する部分は多いはず。1954年にこれを書いてたって事は、よほど先見の明があったんだろうなと感心します。

1 comment:

KJ said...

ブログ見てますよ!

ロードムービー楽しみにしています。
大変だろうけど自分の道を信じて!