Sunday, March 8, 2009

Movie, Movie...


昨日、東京を舞台に3名の異才監督が制作した作品のオムニバス映画「Tokyo!」をLandmark Sunshine Theatreで観てきました。この日に行かなければならなかったのは、監督の一人レオス・カラックスが来場&質疑応答という贅沢なセッションがあったからです。ポンヌフの恋人とポーラXという2作を観ただけで、特別好きな監督という訳でも無いんですが、ぶっとんだビジュアルインパクトがあって鮮烈に焼き付く映画達だったので、機会があるなら行かないと!と。今日はもう一人の監督、ミシェルゴンドリーが来ていたし、彼の映像/映画は大好きなんだけど、あえて・・・。

3作品の中でやっぱり一番インパクトがあった!「この人の頭の中、どうなってんだろう」と思いつつも、すごく共感できるストーリー内容で、出てくるのにワクワク。
ものすごいオーラを醸し出して、だるっそうにインタビューに答えていました(笑)。
質問に関する答えも歯に衣着せぬ、好感のもてる態度でした。

Q「10年ぶりの監督作品ですが?」
A「正しい人たちに会うにも、資金を集めるにも時間がかかった」
Q「なぜ日本でこういうストーリーを?」
A「キャラクターはもともとあって、日本は排他的な国だから、このストーリー展開がリアルだと思った」
Q「東京で一番楽しかった思い出は?」
A「それはプライベートな事だからいいにくいな・・・深夜の3時に誰もいない渋谷から恵比寿の道を歩いた時、言える範囲ではそれくらいかな」

とか、ユーモアを交えながら、賛否両論はあるとしても的を得た回答で興味深かったのですが、「この映画のテーマはなんですか?」の質問に、ちょっと表情を変えて「テーマなんてない」と。

とか言いつつも、最後のシーンの最後のセリフ、必見です。

最後にトイレで鉢合わせしたんだけど、何も声かけられなかった。普段は簡単にそんな事しちゃえるんだけど。

社会から外れようが、嫌われ者になろうが、お金が無かろうが、自分に見えてる世界、信じている世界を貫くという事をやりきって、それでもしっかりキャリアを持って映画で飯を食っている「本物」に憧れと嫉妬心を感じてしまったからかもなあ。

まだまだまだまだ頑張らないとなあ。

Thursday, March 5, 2009

Brain Bug

日本に帰る直前に寒いNYで半ば引きこもり気味に過ごしていた時(仕事も減って来ていたので)よく聴いていた、英国の天才シンガーソングライターNick Drake。ここからインスピレーションのみで短編映画「Brain Bug」を作ろうと思い立ち、東京部分を撮影してからはや2ヶ月、やっとNY部分が動き出してきました。時間差があるストーリーなのであせってとる必要も無く、タイミング待ちで(みんなそれぞれ日々の仕事もあるので)、やっと4月にベストメンバーでクランクインできそうです!

できたら映画祭サーキットを回るつもりですが、今回撮り終わったらもう当分短編は作らないと思うので、気合い入れてつくります!したら長編です。
日本ではあまり知られていないNick Drake, 26で亡くなるまで3枚のアルバムのみ出して、生前は一切認められなかったという少し悲しい運命のアーチストですが、美しい音楽なので知らない人には必聴です!




The short film "Brain Bug" inspired by Nick Drake's song and life, is finally restarting again with casting and locations etc! (Tokyo sequence is already shot when I went back a couple of month ago...)

It's very low-budget DIY indie film, which is hopefully going to hit the festival circuit...
After this, I'm not gonna make shorts so much any more... I think.

Let me know if you can help me finding a bar that welcomes film crew!!

Sunday, March 1, 2009

Studio BPM

不況のあおりで仕事も減っていく中、相変わらず友人のライブ鑑賞は欠かせません!
今日訪れたのは、ブルックリンのウィリアムズバーグ、イースト川沿いにあるアンダーグラウンド・スタジオBPM!日本人のアーチスト、Yoshioさんの経営する音楽スタジオなのですが、たまにほぼ口コミ宣伝でライブをしているのです。その割にはいつもながら、中々の盛況でありました。

ドアに看板もなく、入っていくと、こんな感じ。それを上がると人種年代様々の濃い〜連中が酔っぱらって騒いだり、まったりしたりしているわけです。どういうつながりで来てるんだろうな〜と一緒に行った友人も不思議がっていたけど、まあ自分も長年のつながりで色々知っている連中がいた訳で・・・。

今日のお目当てはDub Nomads. ブルックリン界隈の日本人アーチストを中心に流動的なメンバーで行っているのですが、今日のメンバーは仲良くさせてもらっているミュージシャンばかりだったので簡単にご紹介。


ちょっと見にくいですが、左から、僕がその昔ミュージックビデオを撮らせてもらった事もある中村卓也氏(今後もコラボしてきます!)、日本で活躍しており今短期NY滞在中のタツヤさん、そしてスーパーDJ(日本でもツアーしたりしてたらしい)でありグラフィックデザイナーでもあるDavid Last(この日はなんとライブドラムーできる人は何でも出来るのね・・・)、そして色々なバンドに登場し、世界各地で才能をいかんなく発揮しているユースケさん。

いや〜、本当にごちそうさまでした!こうしてボーダーレスに活躍する人々を見ると自分も必死でがんばらにゃいかんと思います。よくも悪くもオレには若さがあるさ!!といってもこの辺の人たちのエネルギーはすごく若いんだけどね・・・。

ライブ中、ふと隣をみると昔自分の映像をギャラリーでキュレートしてくれたドリューが!!
今や立派なギャラリー、Ad Hoc Gallery のマネージャー。昔話に花を咲かせつつも久しぶりにリコネクトでき、将来的に建設的な事ができるかもです。



Ohhhh, a hard time under the damn recession- but let's not forget to keep on rockin'!
Visited an underground hard-to-find venue, called BPM in Williamsburg, near the East river. (See top photo- it feels sketchy at the entrance, but really cool inside with a lot of creative decor)

This is my... 10th time of visit maybe? It usually functions as a recording studio for musicians, and have least-promoted live gigs occasionally, mostly by talented Japanese artists.

Last night was presented by Dub Nomads, composed by my buddy Takuya Nakamura (who I made a music video of a few years ago, and is going to make soundtrack for my movie!), Tokyo-based music producer Tatsuya, a top minimal/dub step DJ David Last (who played live drum sets here!) and drum genius Yusuke Yamamoto. (2nd photo)

Mellow, powerful, chill and dancable tracks- perfect Saturday night as I didn't feel for a party in the city... and I wanted to re-connect with these people at place familiar to me, as I still feel weird being in NY these days...

Oh yeah, the 3rd photo is Drew Ford who had curated my video art back in time, who I happened to find there. Now he's the manager of up-and-coming Ad Hoc Gallery in Bushwick- worth checking it out!

I should really start doing somethin' constructive, before doing blogs!



Sunday, February 22, 2009

"Life" Nominated for Toho Cinemas Student Film Festival!




約4年前に制作した、僕のNY大学在学中の卒業制作「Life」がありがたくもToho シネマズ学生映画祭にノミネート上映される事になりました。もう学生では無いのし、随分前の作品なのでダメもとで送ってみたのですが(大抵の映画祭は制作して1〜2年の期限のものしか受け入れない)、大きな映画館で上映してくれるという機会をいただいて光栄です。

埼玉出身ニューヨーク在住ですが、なぜか西日本代表です。まあ、大きく言えば西ですね(笑)。よって西宮のTohoシネマズで上映されるので、お時間のある方はぜひ行って観てください。


日時:2009年2月26日(木) 14時30分開場 15時00分開演
場所:「Tohoシネマズ西宮OS」(兵庫県西宮市)


ここで勝ち抜くと決勝(なんかすごいですね!)がお台場メディアージュにて上映との事で、もし万が一そのような事があればまた報告します!

今回は入場料無料との事なので、色々な世界観を短時間で味わえる短編映画を、残念ながら出席できない自分の分も、ぜひ楽しんでください!


Enough said above, the thesis film "Life" I made when I was in NYU 4 years ago, got nominated in festival Toho Cinemas Student Film Festival, hosted by Toho which is a big film company in Japan.

If you happen to be in Nishinomiya on 2/26, check it out along with other good shorts for free!

Date/Time: 2/26 (Thurs) 2:30PM Open, 3:00PM Start
Place: Toho CinemasNishinomiya

Saturday, February 14, 2009

The Soundscapes Featured in Deli Magazine!


My buddy "The Soundscapes" , Brazilian brothers' duo in Brooklyn, is featured in New York's biggest Indie-Music free magazine Deli Magazine! Check it out! It's available for free at cafes and music stores in New York, or $2 in other major cities in the U.S. The CD is released out of BNS Sessions.

Tuesday, February 10, 2009

Books I Read in Japan


NYに戻って結構時間が経ってしまいましたが、今回の日本滞在で愛読した本を3冊ご紹介。


1. Motorcycle Diaries - Ernest Che Guevara

ベニチオ・デル・トロ主演の伝記映画で再人気中の革命家チェ・ゲバラの若き日の旅日記。
これも「モーターサイクル・ダイアリーズ」のタイトルで映画化されたので知っている方も
多いかと思いますが。(デルトロの方がガルシア・ベルナルよりずっとはまってましたね・・・あの顔で28歳は厳しいぞとは思ったけど。笑)

英語版なのは、出発前にルームメイトのライアンから借りてきたからです。なんか旅気分にさせてくれそうで。でも、東京でほとんどの時間を費やした自分には読んでいて入っていけなかった。こんな景色の中で読む本じゃないな、と。中学生の時に旅小説「路上」を日本語で読んで外に飛び出していった(というとカッコつけてるみたいだけど、50%本当)時と比べると、何かすり減った部分があるんでしょうか。外的にも内的にも。

「革命」って響きはいいよね。でも。自分の信じた正義を貫く事、当時と比べても複雑な現代社会ではどんどんやりにくくなってて、難しい事だと思う。でもオバマが当選した時、革命ではないけどある種のそれを人々(日本人も)は感じたからあんなに盛り上がったんじゃないでしょうか。



2. 大事なことはインディアンに学べー北山耕平

これは自分のインディアン文化(タイトル通り、あえて)に対する畏敬や興味もさることながら、現在企画中の長編映画「Off the Route」の資料的な意味合いも含めて購入、読破。ロードムービーのクライマックスに出てくる重要な場面に使用するので、下調べはかなり大事なのです。

そもそもこの文化に深く興味を持ったのは、10年くらい前に旅先シカゴのユースホステルで出会って以来、深い交流のある親友Yの影響が大きい。Yはアリゾナのグランドキャニオン近くの大学でネイティブの思想に基づいた環境科学を学ぶ傍ら、メディスンマンを含む先住民たちとの交流が深く、自分も何回が訪れた事があり、その彼らの根底に流れる真摯な地球に対する愛情に感動したものです。そしてその教えのほとんどは日本人の古代の思想にもよく似ているものなのですが・・・。

ただ白人でも日本人でも「ウォナビー」と言ってたたなんとなくの憧れからネイティブを神格化してしまったり、教えをはき違えたりしてしまっている人が多いのも確か(ちょい前の一連のスピリチュアルブームも一役買ってると思うけど)で、映画化をするときにはそこを気をつけなきゃなので。この本、写真もたくさん載っているのですが、荒野に広がる赤い砂を見るだけでとりあえず興奮する!



3. 今日の芸術ー岡本太郎

この人の本は2冊目なのですが、友達から激しく薦められて購入。
取り立てて新しい発見等は無かったのですが、「ああ、そうだよな」と共感させられる部分が多く、彼のような人が後世にも伝わっているのはいい事だと思います。
自分が日本に住んでいた時にはテレビ等からも姿を消していて、なんとなく「変なおっさん(失礼!)」というイメージしかなかったんだけど、文章は理路整然としていて、何一つおかしい事は言っていない(あ、いくつかはあったかな)。

「芸術」とか「アート」がどれだけ生活に密着するべきで、敷居の高い偉そうなものじゃない、っていう事や、本気で無条件で一つのものに向かって生きていく事の難しさと楽しさ。
「いやいや、生活や家族があるからそんな事に構ってられないよ」という人も多いと思いますが、本当にそうでしょうか?

「20世紀少年」という映画でも取り上げられるみたいだし、ぜひこれを機会に一度読んでみては??自分が芸術家じゃなくてもなんでも、人間として、また日本人として共鳴する部分は多いはず。1954年にこれを書いてたって事は、よほど先見の明があったんだろうなと感心します。

Tuesday, February 3, 2009

Player's Club

今日は知り合いの脚本家Brian Edgarの紹介でPlayer's Clubのパーティーに行って参りました。
予備知識が無いまま行ったので なんのパーティーか最初はわからなかったけど、なんか楽しそうだったし、この業界はコネが重要なんで!(笑)
NYの素晴らしい所は、知り合いの知り合いという本当にフレンドリーベースで業界の有名人から学生まで、生身の人間として仲良くなれる事だと 思う。同じ「クリエイティブ」な思考を持つもの同士として。(もちろんそこから仕事になるかはもう1ステップ必要だけど)

Brian と知り合ったきっかけは、度々一緒に仕事をしているプロデューサーのれいちゃんからの紹介。Brianは普段は学校で脚本の先生をしており、最近メジャーなハリウッド映画の脚本を立て続けに執筆し、日本文化にも非常に精通しているという事で、自分の完成しかけの日米長編脚本の英語バージョンを渡してもらったのがきっかけ。
自分の間違えだらけの英語を直してもらいつつも内容そのものを非常に気に入ってくれ、それ以来の親しい付き合いになっているんです。やっぱり人と人とのつながりはハートです!国境 を越えても、言語が違っても。



んで、このPlayer's Clubは1888年にマーク・トゥエイン(トムソーヤ他、誰でも知ってる作家!)や当時のトップ・シェークスピア俳優のエドウィン・ブース(その弟、ジョン・ウィルクス・ブースはリンカーンを暗殺して有名になった)等によって設立された由緒ある演劇関係者たちのたまり場で、普段は会員のみしか入れな いらしいんです。今まで会員にはヘミングウェイからアルパチーノからイーサンホークまで、数え上げたらきりがない(なぜこの3人を抜粋すんの、って突っ込みは無しで)。上までのぼってびっくり、そ うそうたる会員達の肖像画や写真が・・・。久しぶりにミーハーな映画ファンになってしまいました。


そして今夜はここのお偉いさんが館内を案内してくれ、Player's Clubの熱い歴史から、エドウィン・ブースの悲劇(狂ってしまった弟の後始末)まで教えてくれ、特別にブースが亡くなるまで住んでいた部屋を見せてくれ たのでした。そしてさらにはこの部屋で記念撮影(フラッシュ禁止)をしてくれたので、特別公開です!


このPlayer's Club、若い世代にこの素晴らしい歴史と意思を継いでいくために、35歳以下の関係者には特別62ドル/1ヶ月で会員になれるという、会員制クラブにしては破格の値段でやってくれているようです。会員には図書館やビリヤードバー、ミーティングルーム等自由に使用できるらしいんですが、詳細は酒の効力もあり、うろ覚えなため、また次の会合の際に聞いてみます!収入が安定しない自分(フリーランスの運命!)ですが、ちょっと入ろうかなと本気で考える、そんな集いでした。